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犬のいびきは病気のサイン?原因と対策、病院へ行くべき危険な症状を解説

犬のいびきは病気のサイン?原因と対策、病院へ行くべき危険な症状を解説

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「愛犬のいびきがうるさくて眠れない」

「急にいびきをかき始めたけど、病気じゃないか心配…」

このように、愛犬の「いびきに不安を感じていませんか?」

人間と同じように、犬も疲れているときにいびきをかくことはあります。

しかし、中には命に関わる病気のサインが隠れているケースも少なくありません。特に、呼吸が苦しそうだったり、音が急に変わったりした場合は注意が必要です。

この記事では、犬がいびきをかく原因や、病院へ行くべき危険な症状、自宅でできる対策をわかりやすく解説します。

「たかがいびき」と放置せず、愛犬からのSOSを見逃さないようにしましょう。

 

犬がいびきをかく主な4つの原因

犬がいびきをかく主な4つの原因

 

犬がいびきをかく理由は、単なる生理現象から治療が必要な病気までさまざまです。まずは、なぜ愛犬がいびきをかいているのか、主な4つの原因を見ていきましょう。

 

生理的な現象(寝相・疲れ)

 

最も心配が少ないのが、一時的な生理現象によるものです。

  • 深い睡眠: 遊び疲れてぐっすり眠っているとき

  • 寝相: 仰向けや、首が曲がった状態で寝ているとき

これらの場合、喉の筋肉が緩んだり、気道が物理的に少し狭くなったりすることで音が出ます。寝る姿勢を変えたり、起きた後にケロッとしていれば、基本的には問題ありません。

 

加齢による筋力の低下

 

シニア犬(老犬)になると、全身の筋力が衰えてきます。これは喉周りの筋肉も同様です。

喉や首を支える筋肉が弱まると、寝ている間に気道を十分に広げておくことが難しくなり、いびきをかきやすくなります。

「昔はかかなかったのに、最近急にいびきが増えた」という場合は、老化現象の一つである可能性が高いでしょう。

 

肥満による気道の圧迫

 

肥満は呼吸器に負担をかけ、気道の狭窄に寄与することでいびきを悪化させる可能性があります。

体に脂肪がつくと、外見からは見えなくても、喉の内側や気道の周りにも脂肪がつきます。その脂肪が空気の通り道を圧迫して狭くしてしまうため、呼吸をするたびに振動していびきが発生します。

太り気味の犬がいびきをかいている場合、まずはダイエットを検討する必要があります。

 

病気や体の構造(短頭種など)

 

もっとも注意が必要なのが、生まれつきの体の構造や病気が原因のケースです。

  • 短頭種気道症候群: パグやフレンチブルドッグなどの鼻が短い犬種に多い

  • 軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう): 軟口蓋が通常より長く、気道の通り道に干渉することで呼吸がしづらくなる状態です。

  • 鼻腔狭窄(びくうきょうさく): 鼻の穴が狭くて息がしづらい

  • 気管虚脱: 気管が潰れて呼吸が困難になる

これらは自然に治ることはなく、放置すると呼吸困難や熱中症のリスクが高まるため、獣医師による診断が必要です。

 

危険な「いびき」のサインと見分け方

危険な「いびき」のサインと見分け方

 

「様子を見てもいいいびき」と「危険ないびき」はどう見分ければよいのでしょうか?

以下のような症状がある場合は、早急に動物病院を受診してください。

 

すぐに病院へ行くべき症状リスト

 

愛犬のいびきに以下の特徴がないか、チェックしてみましょう。

 

チェック項目 危険度 解説
呼吸が止まる ★★★ 睡眠時無呼吸症候群の疑い。心臓への負担大
舌が紫色(チアノーゼ) ★★★ 酸素不足の状態。緊急性が高い
日中も音がする ★★☆ 常に気道が狭くなっている可能性
急に音が大きくなった ★★☆ 腫瘍や炎症の悪化が疑われる
苦しそうに寝ている ★★☆ 首を伸ばして寝る、寝つきが悪いなど

 

上記の症状が一つでも当てはまる場合は、楽観視せずに獣医師に相談してください。

これらは重篤な呼吸器疾患や全身状態の悪化を示す可能性があります。

 

呼吸が止まる・苦しそうな場合

 

いびきの途中で「カッ」と音が止まり、数秒後に「ブハッ」と大きく息を吸い込むような動作が見られる場合、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

呼吸が止まるたびに体は酸欠状態になり、心臓や脳に大きな負担をかけます。また、寝ているのに呼吸が苦しくて熟睡できず、日中に元気がなくなることもあります。

 

日中も「ガーガー」「ブーブー」と音がする

 

いびきは通常、寝ているときに起こるものですが、起きているときも「ガーガー(ガチョウのような声)」「ブーブー」といった呼吸音が聞こえる場合は要注意です。

これは気道が常に狭くなっている証拠であり、興奮したときや運動したときに呼吸困難に陥るリスクがあります。特に夏場は、体温調節ができずに熱中症になりやすいため、命に関わります。

 

いびきをかきやすい犬種と特徴

いびきをかきやすい犬種と特徴

 

犬種によって、いびきをかきやすい体質の犬がいます。ご自身の愛犬が該当するか確認しておきましょう。

 

短頭種(パグ・フレブルなど)のリスク

 

以下の「短頭種」と呼ばれる犬種は、解剖学的に鼻の穴が狭く、喉の奥の構造が複雑なため、非常にいびきをかきやすい傾向があります。

  • パグ

  • フレンチ・ブルドッグ

  • ボストン・テリア

  • シーズー

  • ペキニーズ

  • ボクサー

これらの犬種にとって、いびきは「ある程度は仕方ないもの」と思われがちですが、「いつものこと」と放置するのは危険です。

加齢とともに症状が悪化しやすく、手術が必要になるケースも多いため、定期的な検診が推奨されます。

 

小型犬や高齢犬の注意点

 

チワワ、トイ・プードル、ヨークシャー・テリアなどの小型犬や、中型以上の高齢犬では、「気管虚脱(きかんきょだつ)」という病気が多く見られます。

これは、空気を送るホースの役割をする「気管」が強度を失い、ペちゃんこに潰れてしまう病気です。いびきだけでなく、咳き込みや、「ガーガー」という呼吸音が特徴です。

 

動物病院での検査と治療費の目安

動物病院での検査と治療費の目安

 

「病院に行ったら、どんな検査をするの?」「費用はどれくらい?」

そんな飼い主さんの不安を解消するために、一般的な検査内容と費用の目安をまとめました。

 

検査内容と費用の相場

 

いびきの原因を特定するためには、身体検査だけでなく、レントゲンや内視鏡検査が必要になることがあります。

検査項目 費用の目安 内容
初診・身体検査 1,000円〜3,000円 聴診や触診で異常を確認
レントゲン検査 3,000円〜8,000円 気管の太さや肺の状態を確認
血液検査 5,000円〜10,000円 炎症や他の疾患の有無をチェック
内視鏡検査 3万〜10万円 麻酔下で喉や気道の内部を直接確認

 

※費用は病院や地域、犬の大きさによって異なります。内視鏡検査は全身麻酔が必要なため、高額になる傾向があります。

 

手術が必要なケースと費用感

 

軟口蓋過長症や鼻腔狭窄など、構造的な問題で呼吸困難が起きている場合は、外科手術が提案されることがあります。

  • 手術内容: 長すぎる軟口蓋を切除する、鼻の穴を広げるなど

  • 費用の目安: 20万円〜40万円程度(入院費含む)

「手術は怖い」「費用が高い」と感じる方も多いでしょう。しかし、呼吸が楽になることで愛犬の活動量が増え、寿命が延びる可能性も十分にあります。獣医師とよく相談し、メリットとデメリットを比較して決定しましょう。

受診の際は、「いびきをかいている時の動画」をスマホで撮影して持参すると、診断が非常にスムーズになります。

 

自宅でできる犬のいびき対策5選

自宅でできる犬のいびき対策5選

 

病気ではない軽度のいびきや、治療と並行してケアしたい場合、自宅環境を見直すことで改善できることがあります。

 

寝床と枕の高さを調整する

 

人間と同じように、枕の高さや寝床の形状がいびきに影響します。

  • あご乗せ枕: あごを少し高い位置に乗せて寝ると、気道が確保されやすくなることがあります。

  • ベッドの硬さ: 体が沈み込みすぎない、適度な硬さのマットを選びましょう。

愛犬が「頭を高くして寝たがる」場合は、呼吸を楽にしようとしているサインかもしれません。クッションやタオルで調整してあげてください。

 

部屋の湿度管理と空気清浄

 

乾燥した空気は、喉の粘膜を刺激し、炎症を起こしやすくします。

  • 湿度: 50〜60%を目安に加湿する。

  • 空気清浄: ホコリやハウスダストを除去する。

特に冬場の乾燥や、エアコンの効きすぎた部屋では注意が必要です。加湿器を活用し、喉に優しい環境を作りましょう。

 

ダイエットで適正体重に戻す

 

肥満気味のワンちゃんにとって、ダイエットは最も効果的かつ副作用のない治療法です。

体重が数パーセント減るだけでも、喉周りの脂肪が落ち、呼吸が劇的に楽になることがあります。おやつの量を減らし、低カロリーなフードに切り替えるなど、無理のない範囲で減量に取り組みましょう。

 

アレルゲンの除去とタバコ対策

 

アレルギー性鼻炎がいびきの原因になっていることもあります。

  • こまめに掃除機をかけ、ダニや花粉を除去する。

  • タバコの煙は犬の呼吸器に悪影響を与えるため、室内では禁煙にするか、分煙を徹底する。

 

首輪をハーネスに変える

 

散歩の際、首輪が喉を圧迫していると、気管に負担がかかり、いびきや気管虚脱を悪化させる原因になります。

首への負担が少ないハーネス(胴輪)に変えるだけで、呼吸器へのストレスを大幅に減らすことができます。特に引っ張り癖のある犬や短頭種には、ハーネスの使用を強くおすすめします。

 

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

 

いびきをかいている時は起こした方がいい?

 

無理に起こす必要はありませんが、呼吸が止まっていたり、あまりに苦しそうな音が続く場合は、優しく撫でて体勢を変えさせてあげましょう。体勢が変わることで気道が確保され、いびきが止まることが多いです。

 

若い犬がいびきをかくのは異常ですか?

 

パグやフレブルなどの短頭種を除き、若い犬が日常的にいびきをかくのは珍しいです。先天的な鼻の異常や、アレルギー性鼻炎などの可能性があります。

成長期に手術をすることで予後が良くなるケースもあるため、一度動物病院で相談することをおすすめします。

 

いびき防止グッズは犬にも効果がある?

 

人間用のいびき防止テープなどは絶対に使用しないでください。犬は口呼吸で体温調節を行うため、口を塞ぐと命に関わります。

犬用のサプリメントなども販売されていますが、サプリメントの効果は科学的に証明されていないものもあるため、使用する場合は獣医師と相談してください。

 

手術をすればいびきは完全に治りますか?

 

軟口蓋過長症などの手術を行えば、多くのケースでいびきは軽減し、呼吸が楽になります。

ただし、加齢による筋力低下や肥満が複合している場合、音がゼロにならないこともあります。

それでも、「呼吸のしやすさ」は格段に改善され、熱中症リスクも下がります。

 

突発的ないびきは何のサイン?

 

昨日までは静かだったのに、今日急に大きないびきをかき始めた場合は、鼻の中に異物が入った、急性の炎症、あるいは腫瘍などが疑われます。

様子を見すぎず、数日続くようなら早めに受診してください。

 

まとめ

 

犬のいびきは、可愛らしい寝息の場合もあれば、命に関わる病気のサインであることもあります。

  • 生理的なもの: 寝相や疲れ、一時的なものなら心配ない。

  • 注意が必要: 肥満、加齢、短頭種。

  • 危険なサイン: 呼吸が止まる、日中も音がする、舌が紫色。

「いつものことだから」と放置せず、異変を感じたら動画を撮って動物病院へ行きましょう。

また、「ダイエット」や「湿度管理」「ハーネスへの変更」など、自宅でできる対策から始めてみるのもおすすめです。

愛犬が苦しい思いをせず、毎日ぐっすり眠れるように、飼い主さんがしっかりサポートしてあげてくださいね。