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犬のクッシング症候群の症状と費用・寿命を解説|ポッコリお腹は病気のサイン

犬のクッシング症候群の症状と費用・寿命を解説|ポッコリお腹は病気のサイン

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犬のクッシング症候群は、ホルモンバランスの乱れにより多飲多尿や脱毛を引き起こす病気です。

シニア犬に多いため加齢による衰えと勘違いされやすく、発見が遅れると糖尿病などの重篤な合併症を招くリスクがあります。

この記事では、愛犬がクッシング症候群と診断された際に知っておくべき症状、治療費用の目安、寿命への影響、そして家庭でのケア方法を専門的な視点で詳しく解説します。

 

クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)とは

クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)とは

犬に多い内分泌疾患の基礎知識

クッシング症候群は、腎臓の隣にある副腎という臓器から、コルチゾールというホルモンが過剰に出すぎる病気です。

このホルモンは本来、ストレスに対抗したり代謝を調節したりする重要な役割を担っています。

しかし、血液中に常に大量のコルチゾールが存在すると、体全体のバランスが崩れてしまいます。

犬のクッシング症候群は、特に7歳以上のシニア犬で発症率が高まる傾向にあります。

飼い主様が最も注意すべきなのは、この病気が非常にゆっくりと進行するという点です。

最初は少し水を飲む量が増えただけ、少しお腹が出てきただけと感じるため、見過ごされることが多いのです。

この疾患は、放置すると全身の臓器にダメージを与え続けるため、早期発見が非常に重要です。

結論として、クッシング症候群は完治が難しい場合が多いですが、適切な管理で生活の質を維持できる病気です。

まずはこの病気がどのような仕組みで体に悪影響を与えるのかを正しく理解しましょう。

 

犬のクッシング症候群で見られる主な症状

犬のクッシング症候群で見られる主な症状

多飲多尿と食欲の異常増加

クッシング症候群の代表的な初期症状は、水を飲む量が増え、尿の回数や量も激増することです。

これまでは夜中にトイレに起きなかった犬が、急に粗相をするようになったり、水の器がすぐに空になったりします。

多飲多尿は、過剰なコルチゾールが腎臓の働きを阻害することで起こる、飼い主が気づきやすいサインです。

また、食欲が異常に増進する点も特徴的です。

これまで食べ物に対して執着がなかった犬が、ゴミ箱を漁ったり、人の食べ物を強く欲しがったりするようになります。

飼い主様は、愛犬が元気で食欲があるから安心だと考えがちですが、実は病気の症状である点に注意が必要です。

 

皮膚トラブルと左右対称性の脱毛

皮膚の変化もクッシング症候群を疑う重要な手がかりとなります。

特に、体の両側が同じように薄くなる左右対称性の脱毛が見られるようになります。

毛が抜けるだけでなく、皮膚自体が非常に薄くなり、血管が透けて見えるようになることもあります。

さらに、皮膚の免疫力が低下するため、膿皮症などの感染症を繰り返しやすくなります。

カサブタができやすくなったり、フケが増えたりすることもあります。

皮膚の悩みで受診した結果、実は内臓の病気であるクッシング症候群が見つかるケースは少なくありません。

 

お腹が膨らむポッコリお腹

クッシング症候群が進むと、お腹が異常に膨らんで垂れ下がったような体型になります。

これは、コルチゾールの影響で腹筋が弱まり、内臓を支えきれなくなるために起こります。

また、肝臓が腫れて大きくなることも、お腹が膨らむ原因の一つです。

手足は筋肉が落ちて細くなっているのに、お腹だけがパンパンに張っているというアンバランスな体型が特徴です。

多くの飼い主様は、これを単なる肥満や老化による体型の崩れだと思い込んでしまいます。

しかし、触ってみると脂肪の柔らかさではなく、張っているような違和感がある場合は注意が必要です。

 

症状の項目 クッシング症候群の特徴 単なる老化との違い
水を飲む量 体重1kgあたり100ml以上飲むこともある 老化でここまで急増することは稀
食欲 常に空腹状態で異常に食べたがる 老化ではむしろ食欲が落ちることが多い
被毛の状態 左右対称に抜け、地肌が見える 全体的に毛艶が悪くなる程度
お腹の形 筋肉が衰え、太鼓のようにお腹だけ膨らむ 全体的に脂肪がつくか、痩せてくる

 

クッシング症候群の原因と種類

クッシング症候群の原因と種類

脳下垂体の異常(PDH)

犬のクッシング症候群の原因として最も多いのが、脳の底部にある下垂体という部分の異常です。

下垂体は、副腎に対してホルモンを出すように命令を送る場所です。

ここに腫瘍ができると、副腎へ過剰な命令を送り続けてしまい、結果としてコルチゾールが過剰分泌されます。

犬のクッシング症候群の約8割から9割が、この下垂体依存性(PDH)と呼ばれるタイプです。

腫瘍といっても良性であることが多いですが、大きくなると脳を圧迫して神経症状を出すこともあります。

このタイプは、基本的にお薬でホルモンの分泌量をコントロールする治療が主体となります。

 

副腎腫瘍(AT)

次に多い原因が、副腎そのものに腫瘍ができるタイプです。

副腎腫瘍が勝手にホルモンを作り続けてしまうことで、全身に過剰なコルチゾールが回ります。

副腎腫瘍の場合、約半分は悪性(ガン)である可能性があり、周囲の大きな血管に浸潤することもあります。

このタイプは、腫瘍が片側の副腎だけにできている場合、手術で摘出することで完治を目指せる可能性があります。

ただし、副腎は大きな血管の近くにあるため、手術には高度な技術とリスクが伴います。

検査によって下垂体性か副腎性かを正しく見極めることが、治療方針を決める上で極めて重要です。

 

医原性クッシング症候群

病気そのものではなく、治療の結果として起こるのが医原性クッシング症候群です。

他の病気(アレルギーや自己免疫疾患など)の治療で、ステロイド剤を長期間、あるいは大量に使用した場合に発生します。

外部から取り入れたステロイドが、体内で作られるコルチゾールと同じ働きをしてしまうことが原因です。

この場合は、現在使用しているステロイド剤の量を慎重に減らしていくことで症状が改善します。

注意点として、急にステロイドを中止すると、逆に体がホルモン不足に陥り、命に関わるアジソン病を引き起こすリスクがあります。

必ず獣医師の指導のもとで調整を行わなければなりません。

 

検査方法と診断の流れ

検査方法と診断の流れ

血液検査とACTH刺激試験

クッシング症候群を診断するためには、一般的な血液検査だけでは不十分です。

まず、血液検査でALPという数値が異常に高くないか、コレステロール値が上がっていないかを確認します。

その上で、確定診断のためにホルモン負荷試験であるACTH刺激試験を行います。

この検査は、副腎を刺激するホルモンを注射し、その前後でコルチゾールの値がどう変化するかを測定するものです。

副腎が過剰に反応してコルチゾールが跳ね上がる場合、クッシング症候群の可能性が極めて高くなります。

また、この検査は治療開始後の薬の効き具合をチェックするためにも一生使い続ける重要なものです。

 

超音波検査による副腎の確認

血液検査で疑いが強まった場合、次に行うのが腹部超音波(エコー)検査です。

超音波を使って、左右にある副腎の大きさを直接測定します。

正常な犬の副腎は非常に小さいですが、クッシング症候群の犬では大きく腫れていることが確認できます。

この検査により、左右両方の副腎が同じように大きくなっているのか(下垂体性)、それとも片方だけが異常に大きいのか(副腎腫瘍)を推測できます。

さらに、大きな血管に腫瘍が入り込んでいないか、肝臓の状態はどうかといった周辺情報も得られます。

痛みを伴わない検査であるため、シニア犬でも比較的安全に実施することが可能です。

 

クッシング症候群の治療法と費用

クッシング症候群の治療法と費用

内科的治療(投薬)の継続

下垂体性のクッシング症候群の場合、お薬によってホルモンの合成を抑える内科治療が第一選択となります。

現在、最も広く使われているのはトリロスタンという成分の薬です。

この治療の目的は完治ではなく、ホルモン値を正常範囲内に保ち、辛い症状を抑えることにあります。

投薬は一度始めたら、基本的に生涯続ける必要があります。

薬の量が少なすぎると症状が改善せず、多すぎると副腎の機能が低下しすぎて元気がなくなります。

適切な量を見極めるためには、定期的な血液検査が不可欠であり、飼い主様の根気強い継続が求められます。

 

外科的治療(手術)の選択肢

副腎に腫瘍がある場合や、下垂体腫瘍が大きくなって脳を圧迫している場合には、手術が検討されます。

副腎腫瘍の摘出手術に成功すれば、その後の投薬が不要になる完治の可能性があります。

メリットは大きいですが、手術自体の難易度が高く、術後の合併症リスクも無視できません。

また、下垂体腫瘍に対する摘出手術を行っている高度医療センターもあります。

ただし、手術費用は非常に高額であり、実施できる施設も限られています。

愛犬の年齢、体調、そして家族の価値観を照らし合わせて、手術に踏み切るかどうかを慎重に判断する必要があります。

 

月々にかかる治療費の目安

クッシング症候群の治療で、多くの飼い主様が直面するのが経済的な負担です。

内科治療の場合、毎日の薬代に加えて、数ヶ月おきの定期検査代がかかります。

特に大型犬の場合は、薬の量が増えるため、月々の負担が非常に重くなる傾向があります。

 

費用の内訳 目安金額(中型犬の場合) 頻度
初診・診断検査代 30,000円〜60,000円 初回のみ
毎月の薬代 10,000円〜25,000円 毎月(一生)
定期血液検査代 10,000円〜15,000円 1〜3ヶ月に1回
合併症の治療費 別途数千円〜数万円 発生時のみ

結論として、クッシング症候群の治療には年間で20万円から40万円程度の維持費がかかることを想定しておくべきです。

経済的な理由で治療を断念しないためにも、早期の段階で獣医師と費用面についても相談しておくことが大切です。

 

日常生活での注意点と食事管理

日常生活での注意点と食事管理

合併症(糖尿病・膵炎)への警戒

クッシング症候群で最も恐ろしいのは、病気そのものよりも併発する合併症です。

過剰なコルチゾールはインスリンの働きを邪魔するため、糖尿病を併発する確率が非常に高くなります。

糖尿病を併発すると、毎日のインスリン注射が必要になり、管理の難易度が格段に上がります。

また、脂質代謝に異常が出るため、高脂血症や膵炎(すいえん)を起こしやすくなります。

膵炎は激しい腹痛や嘔吐を伴い、命に関わることもある緊急性の高い病気です。

日頃から愛犬の様子を観察し、急に元気がなくなったり、吐いたりした場合はすぐに病院へ連れて行く体制を整えておきましょう。

 

シニア犬のクッシング症候群との向き合い方

クッシング症候群の犬は、皮膚が薄く傷つきやすくなっているため、ブラッシングや抱っこも優しく行う必要があります。

また、筋力が落ちて滑りやすくなっているため、床にマットを敷くなどの環境整備も有効です。

不安を抱える飼い主様にとって大切なのは、完璧を目指しすぎないことです。

多飲多尿がある場合、無理に水を制限してはいけません。

飲みたいだけ飲ませ、その分トイレの回数を増やしてあげるのが基本です。

メリットを優先し、愛犬が「喉が渇いて辛い」「体がだるい」という状態から解放してあげることが最大のケアとなります。

 

寿命と予後について

寿命と予後について

クッシング症候群と診断された際の寿命は、原因や診断時の年齢によって大きく異なります。

統計的には、下垂体性で適切な治療を行った場合、診断後の平均余命は約2年から3年と言われています。

しかし、これはあくまで平均であり、10歳以上で発症した場合は寿命を全うできるケースも少なくありません。

一方で、副腎腫瘍が悪性で転移がある場合や、重篤な合併症を併発している場合は、予後は厳しくなります。

結論として、クッシング症候群そのもので亡くなるというよりは、合併症や二次的な感染症が寿命を左右することが多いです。

早期に治療を開始し、ホルモン値を安定させることができれば、穏やかなシニア期を過ごすことは十分に可能です。

 

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

クッシング症候群の薬は一生飲み続けなければならないのですか

はい。下垂体性のクッシング症候群の場合、基本的にお薬によるコントロールを一生継続する必要があります。

薬を途中でやめてしまうと、すぐにホルモン値が異常に戻り、症状が再発するだけでなく合併症のリスクも高まります。

ただし、体調や検査結果に応じて薬の量を減らせる可能性はあるため、主治医と相談しながら進めることが大切です。

 

治療をしないとどうなりますか

治療を行わない場合、多飲多尿や脱毛といった症状が悪化するだけでなく、命に関わる合併症を引き起こします。

具体的には、糖尿病、高血圧、肺血栓症、重度の皮膚感染症などが挙げられます。

特に血栓症は突然死を招く恐れがあるため、たとえ愛犬が高齢であっても、症状を和らげるための最低限の治療は検討すべきです。

 

食事で気をつけることはありますか

クッシング症候群の犬は高脂血症になりやすいため、低脂肪・高繊維の食事が推奨されます。

また、筋肉が落ちやすいため、良質なタンパク質を適度に摂取することも重要です。

肝臓への負担を考慮し、添加物の少ないナチュラルなフードを選ぶのも良いでしょう。

ただし、糖尿病を併発している場合は、血糖値管理を優先した専用の療法食が必要になります。

 

老化による多飲多尿との見分け方はありますか

老化でも水を飲む量が増えることはありますが、クッシング症候群の場合は「異常な量」を飲みます。

体重1kgあたり100ml以上の水を飲む、夜中に何度も起きて水を飲む、といった様子は老化だけでは説明できません。

また、老化なら食欲が落ちることが多いですが、クッシング症候群では逆に食欲が異常に増す点が大きな違いです。

不安な場合は、自宅で1日の飲水量を計量してみることを強くおすすめします。

 

副腎腫瘍の手術費用はどれくらいかかりますか

病院の設備や入院期間にもよりますが、手術費用だけで20万円から50万円程度かかるのが一般的です。

これに術前の精密検査(CTやMRI)や術後の集中治療費が加わると、総額で60万円から100万円近くになることもあります。

高額な費用となりますが、腫瘍が完全に摘出できればその後の薬代がかからなくなるため、長期的なコストとリスクを天秤にかけて判断することになります。

 

まとめ

犬のクッシング症候群は、飼い主様が「ただの老化だろう」と見過ごしてしまいがちな恐ろしい病気です。

ポッコリお腹や多飲多尿といったサインを見逃さず、早期に適切な検査を受けることが、愛犬の寿命を延ばす鍵となります。

治療は長期にわたり、経済的な負担も決して小さくありませんが、薬でコントロールすることで愛犬は快適な日常を取り戻せます。

不安なことがあれば一人で抱え込まず、獣医師と二人三脚で、愛犬にとって最適な道を探していきましょう。