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猫の腹水はなぜ溜まる?肥満との見分け方・原因・治療と余命まで徹底解説

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「最近、うちの猫が急に太った気がする」

「体は痩せているのに、お腹だけポンポンに膨らんでいる」

愛猫の体を撫でているとき、あるいは抱き上げたとき、そんな違和感を抱いたことはありませんか?

もし、そのお腹の膨らみが食事による単なる「肥満」ではなく、病気による「腹水」だった場合、事態は一刻を争う可能性があります。

腹水とは、本来であればお腹の中(腹腔内)には存在しないはずの液体が、異常に溜まってしまっている状態のことです。

これは病名ではなく、心臓病、肝臓病、悪性腫瘍、そして猫伝染性腹膜炎(FIP)といった、重篤な疾患が引き起こす「サイン」の一つです。

「もっと早く気づいてあげればよかった」と後悔しないために。

そして、もし腹水だとわかったときに、飼い主として何を選択し、どうケアしてあげればよいのか。

この記事では、腹水と肥満を見分けるチェックポイントから、原因となる病気、病院での治療、そして自宅で愛猫の苦痛を和らげるためのケア方法まで、飼い主が知っておくべき情報をすべて網羅しました。

不安な気持ちで画面を見ているあなたの、確かな判断材料となることを願っています。

 

これって腹水?肥満?まずは自宅でセルフチェック

「太っただけなのか、腹水なのか分からない」という飼い主さんは非常に多くいらっしゃいます。

毎日一緒にいるからこそ、徐々に変化する体型には気づきにくいものです。

しかし、腹水には肥満とは明らかに異なる特徴があります。

まずは以下のポイントをチェックし、愛猫の状態を確認してください。

 

腹水と肥満の決定的な違い「5つのポイント」

腹水が溜まっている場合、お腹の中は「脂肪」ではなく「液体」で満たされています。

そのため、触り心地や重力の受け方に大きな違いが表れます。

以下の表で、愛猫の状態がどちらに近いか確認してみましょう。

 

表:腹水と肥満の見分け方チェックリスト

チェック項目 腹水の可能性が高い特徴 肥満(脂肪)の特徴
お腹の触り心地 水風船のようにタプタプしている。波打つような感触(波動感)がある。 全体的に固めで、むっちりしている。指でつまめる厚みがある。
背骨・肋骨 背骨や肋骨がゴツゴツと浮き出ている。(体は痩せているのにお腹だけ出ている) 背中や脇腹にもお肉がついており、骨が触りにくい。
お腹の形(寝姿) 横になると重力で液体が下がり、お腹が横に広がって「カエルのような形」になる。 横になってもお腹の丸みは保たれ、極端に変形しない。
体重の変化 短期間で急激に体重が増えた、または痩せているのに体重が減らない。 長期間かけて徐々に体重が増えている。
食欲と元気 食欲が落ちている、動きが鈍い、じっとしている時間が増えた。 食欲は旺盛で、動きにくそうだが元気はある。

 

腹水の場合、最も特徴的なのは**「削痩(さくそう)と腹部膨満のアンバランス」**です。

病気によって筋肉や脂肪が落ちて体はガリガリに痩せているのに、お腹だけがパンパンに膨らんでいる状態は、腹水の可能性が極めて高いといえます。

 

【緊急】今すぐ病院へ行くべき危険サイン

腹水が大量に溜まると、横隔膜が圧迫され、肺が十分に膨らまなくなります。

その結果、呼吸困難に陥り、命の危険が迫っている場合があります。

以下の症状が一つでも見られる場合は、夜間であっても迷わず救急対応している動物病院へ連絡してください。

  • 開口呼吸をしている(口を開けてハァハァと息をしている)

  • 1分間の呼吸数が40回以上ある(安静時)

  • 横になって眠ることができない(お座りの姿勢でじっとしている)

  • 舌や歯茎の色が白っぽい、または青紫色になっている(チアノーゼ)

 

これらは、体が酸欠状態にあり、限界が近づいているサインです。

「明日様子を見よう」という判断が、取り返しのつかない結果を招くことがあります。

 

なぜ水が溜まるのか?猫の腹水の主な原因

「どうしてうちの子のお腹に水が溜まってしまったの?」

その原因を知ることは、今後の治療方針や予後(見通し)を考える上で非常に重要です。

猫の腹水の原因は多岐にわたりますが、大きく分けて4つの主要な疾患が考えられます。

猫の年齢や、腹水以外の症状と照らし合わせて見ていきましょう。

 

1. 猫伝染性腹膜炎(FIP)

特に1歳未満の子猫や、若齢の猫で腹水が見られた場合に、最も警戒すべき原因です。

FIPは「猫コロナウイルス」が体内で突然変異を起こすことで発症します。

血管に激しい炎症が起こり、血液中の成分が漏れ出すことで腹水が溜まります。

主な特徴:

  • 黄色く、ねばり気のある腹水が溜まる(ウェットタイプ)。

  • 抗生物質が効かない高熱が続く。

  • 食欲廃絶、元気消失、黄疸(目や耳の内側が黄色くなる)が見られる。

かつては致死率ほぼ100%の病気とされていましたが、近年では抗ウイルス薬による治療の可能性が開けてきています。

しかし、進行が非常に早いため、数日の判断遅れが命取りになります。

 

2. 心臓病(右心不全・心筋症)

中高齢の猫に多い原因です。

猫は「肥大型心筋症」などの心臓病になりやすい動物ですが、これが進行して心不全を起こすと、血液の循環がうまくいかなくなります。

特に右心系の機能が低下すると、体からの血液を心臓に戻せなくなり、うっ滞した血液から水分が漏れ出して腹水となります。

主な特徴:

  • 腹水だけでなく、**胸水(胸に水が溜まる)**を併発して呼吸困難になることが多い。

  • 疲れやすい、咳をするなどの前兆がある場合も。

  • 腹水は比較的サラサラしている。

 

3. 肝臓病・低アルブミン血症

肝臓は、血液中の水分を血管内に留めておく役割を持つタンパク質「アルブミン」を作る工場です。

肝硬変、肝炎、肝臓がんなどで肝機能が低下し、アルブミンが作れなくなると、血管内に水分を留めておけなくなり、お腹の中に水が漏れ出してしまいます。

また、腸の病気(タンパク漏出性腸症)などで、せっかく作ったタンパク質が失われてしまう場合も同様の症状が起こります。

主な特徴:

  • 黄疸が見られることが多い。

  • 血液検査で「Alb(アルブミン)」の数値が著しく低い。

  • 下痢や嘔吐などの消化器症状を伴うことがある。

 

4. 悪性腫瘍(がん)

高齢の猫で腹水が見られる場合、お腹の中の臓器にできた腫瘍が原因であるケースが少なくありません。

消化管型リンパ腫、血管肉腫、肥満細胞腫などが代表的です。

腫瘍が血管を圧迫したり、腫瘍そのものから出血したり、炎症を起こしたりすることで腹水が発生します。

主な特徴:

  • 腹水に血液が混じっていることがある(血様腹水)。

  • お腹の中に硬いしこり(腫瘤)が触れることがある。

  • 慢性的な下痢や嘔吐、急激な痩せが見られる。

 

病院での検査と治療:腹水は「抜く」べきか?

動物病院を受診すると、まずは原因を特定するための検査が行われます。

そして治療方針を決める際、飼い主さんが最も悩み、獣医師と相談しなければならないのが**「腹水を抜くかどうか」**という問題です。

ここでは、病院での実際の流れと、判断のポイントについて解説します。

 

動物病院で行われる検査と費用目安

原因疾患を特定し、適切な治療を行うためには、複数の検査を組み合わせる必要があります。

初診時には、以下のような検査が行われることが一般的です。

 

表:主な検査内容と目的

検査項目 目的・わかること
身体検査・聴診 粘膜の色、心雑音の有無、お腹の触診でしこりや波動感を確認する。
超音波(エコー)検査 お腹の中に液体がどのくらい溜まっているか、臓器の形や腫瘍の有無を画像で確認する。
レントゲン検査 心臓の大きさ、肺の状態、全体的な腹水の広がりを確認する。
血液検査 肝臓、腎臓の数値、炎症反応、貧血、ウイルス検査(猫エイズ・白血病など)を行う。
腹水検査 溜まっている水を針で少し抜き、色、性状、細胞の種類、ウイルスの有無(FIP検査)を調べる。

 

費用の目安:

検査内容や病院によって異なりますが、初診料+一通りの検査で15,000円〜30,000円程度かかることが一般的です。

FIPの遺伝子検査などを外部機関に委託する場合は、さらに費用がかかることがあります。

 

「腹水を抜く」メリットとデメリット

お腹がパンパンに膨らんでいるのを見ると、「早く水を抜いて楽にしてあげたい」と思うのが親心でしょう。

しかし、腹水を抜くことは、必ずしも良いことばかりではありません。

獣医師も、猫の状態を見極めながら慎重に判断します。

飼い主として、以下のメリットとデメリットを理解しておくことが大切です。

メリット(抜くべき理由):

  • 呼吸が楽になる: 横隔膜への圧迫が減り、肺が広がるため、呼吸困難が劇的に改善します。

  • 食欲が戻る可能性がある: 胃への圧迫が減り、ご飯が食べられるようになることがあります。

  • 診断ができる: 抜いた水を検査することで、原因疾患の特定につながります。

 

デメリット・リスク(抜かない方がいい理由):

  • 栄養(タンパク質)を失う: 腹水には体に必要なアルブミンなどの栄養分が多く含まれています。抜くことでさらに栄養不足になり、体力が低下する恐れがあります。

  • すぐにまた溜まる: 原因そのものが治っていない場合、抜いても数日で元の状態に戻ってしまうことが多いです(「いたちごっこ」になりやすい)。

  • ショック状態のリスク: 急激に大量の水を抜くと、血圧が下がってショック状態に陥ることがあります。

 

判断の基準:

基本的には、**「呼吸困難があり、生命維持やQOL(生活の質)が著しく低下している場合」**は、リスクを承知で腹水穿刺(水抜き)を行います。

逆に、お腹は膨らんでいても呼吸が安定しており、食欲もある場合は、薬(利尿剤など)でコントロールし、体力を温存することを優先するケースが多いです。

 

治療の基本的な考え方(原因療法と対症療法)

腹水へのアプローチには、大きく分けて2つの方向性があります。

  1. 原因療法(元を断つ):

    FIPに対する抗ウイルス薬、心臓病に対する強心剤、腫瘍に対する抗がん剤や手術など、腹水の原因となっている病気そのものを治療します。病気がコントロールできれば、腹水は自然と減っていきます。

  2. 対症療法(症状を和らげる):

    利尿剤を使っておしっことして水分を排出させたり、定期的に腹水を抜いたりして、苦痛を和らげることに重点を置きます。高齢で積極的な治療が難しい場合や、末期の緩和ケアとして選択されます。

 

獣医師と相談する際は、**「完治を目指すのか」「苦痛を取り除くことを最優先にするのか」**という、飼い主さんの希望を伝えることが非常に重要です。

 

自宅でできるケア:愛猫の「苦しい」を和らげるために

病院での治療と並行して、自宅でのケア環境を整えることは、愛猫のQOLを維持するために不可欠です。

お腹に水を抱えた猫は、常に重りをつけて生活しているようなもので、横になるだけでも苦しい場合があります。

飼い主さんが自宅でできる「優しい工夫」をいくつかご紹介します。

 

呼吸を楽にする寝床と環境づくり

腹水が溜まると、平らな場所で完全に横になる姿勢(仰向けや横向き)がつらくなることがあります。

内臓が肺を圧迫してしまうからです。

 

  • 上半身を高くする工夫:

    クッションやタオルを使って、上半身が少し高くなるようなスロープを作ってあげてください。

    「香箱座り」や「スフィンクス座り」の状態で、前足や胸の下にタオルを挟んであげるのも効果的です。

  • 移動の負担を減らす:

    トイレや水飲み場は、猫が普段過ごしている場所のすぐ近くに移動させましょう。

    トイレの段差が高い場合は、ステップを置いたり、入り口が低いトイレに変えてあげたりすると、お腹への負担が減ります。

  • 抱っこの仕方に注意:

    お腹を圧迫するのは厳禁です。

    抱き上げるときは、お腹を持たず、お尻と胸全体を支えるように優しく持ち上げましょう。

    嫌がる場合は無理に抱っこせず、そっとしておくのが一番です。

 

「自宅酸素室」という選択肢

呼吸が苦しそうな状態が続く場合、自宅に酸素室(酸素ハウス)をレンタルするという選択肢があります。

動物病院に入院させて酸素室に入ることもできますが、猫にとって見知らぬ場所での入院は大きなストレスになります。

特に予後が厳しい場合、「最期の時間は家で過ごさせてあげたい」と願う飼い主さんにとって、自宅酸素室は大きな助けになります。

酸素濃度が高い空間にいるだけで、呼吸が驚くほど楽になり、表情が穏やかになることがあります。

多くの動物病院でレンタルの紹介をしてくれますので、獣医師に相談してみましょう。

 

食欲がない時の食事と栄養補給

お腹が圧迫されているため、一度にたくさんの量を食べることができません。

しかし、食べなければ体力は落ちる一方です。

 

  • 少量頻回給餌(しょうりょうひんかいきゅうじ):

    1回の食事量を減らし、その分回数を増やして与えます。胃が膨れすぎず、吐き戻しを防ぐことができます。

  • 高栄養・高カロリーなものを:

    少量でもエネルギーになる、退院サポート用の療法食や、高栄養ペーストを活用しましょう。

  • 温めて香りを立てる:

    フードを人肌程度(38℃前後)に温めると香りが立ち、食欲を刺激します。

  • リキッド(流動食)の活用:

    固形物を食べるのがつらそうな場合は、舐めるだけで栄養が摂れるリキッドタイプの食事がおすすめです。

    シリンジ(針のない注射器)を使って口の横から少しずつ与える方法もありますが、誤嚥(ごえん)させないよう、獣医師の指導を受けてから行いましょう。

 

最も大切なのは、無理強いをしないことです。

「食べてほしい」という気持ちは痛いほど分かりますが、無理に口に入れることは猫にとって苦痛となり、信頼関係を損なうこともあります。

愛猫が自ら口にできるものを、できる範囲でサポートしてあげてください。

 

よくある質問

よくある質問

ここでは、腹水の猫と暮らす飼い主さんから多く寄せられる疑問に、Q&A形式でお答えします。

 

Q:腹水は自然に治りますか?

A:残念ながら、自然に吸収されて治ることはほとんどありません。

腹水は、体の中で何らかの深刻な異常(FIP、心不全、肝不全、がんなど)が起きている結果として生じています。

原因となっている病気を治療しない限り、水は溜まり続けます。

「様子を見ていれば引くかもしれない」という期待は、治療の遅れに直結するため非常に危険です。

気づいた時点ですぐに受診してください。

 

Q:腹水が溜まると余命はどのくらいですか?

A:原因疾患と発見のタイミングにより大きく異なりますが、楽観視はできません。

腹水が溜まるということは、病気がかなり進行している(末期に近い)状態であることが多いのが現実です。

例えば、末期のがんや重度の心不全であれば、余命数週間〜数ヶ月という宣告を受けることもあります。

一方で、FIP(猫伝染性腹膜炎)はかつて不治の病でしたが、現在は適切な治療を行えば寛解し、天寿を全うできるケースも増えています。

「腹水=もう助からない」と決めつけず、まずは原因を突き止めることが大切です。

 

Q:マッサージでお腹の水を散らせますか?

A:絶対にやめてください。危険です。

人間の一部症状(むくみなど)とは異なり、猫の腹水をマッサージで流すことはできません。

むしろ、パンパンに張ったお腹を圧迫することで、内臓が破裂したり、呼吸困難が悪化したりする危険性が非常に高いです。

飼い主さんがしてあげられるのは、マッサージではなく、優しく撫でて安心させてあげること、そして楽な姿勢を保てるよう環境を整えてあげることです。

 

Q:FIP(猫伝染性腹膜炎)の疑いがあると言われました。どうすればいいですか?

A:FIP治療に詳しい病院でのセカンドオピニオンも検討してください。

FIPの診断は難しく、確定診断までに時間がかかることがあります。

また、FIPの治療法は日進月歩で進化しており、病院によって取り扱っている薬や治療方針が大きく異なる場合があります。

もし主治医から「治療法がない」と言われたとしても、FIP治療の実績が豊富な病院に相談することで、新たな選択肢が見つかる可能性があります。

諦めずに情報を集めてみてください。

 

まとめ

猫の腹水は、体のSOSサインです。

最後に、この記事の要点を振り返ります。

 

  • 見分け方: 背骨はゴツゴツしているのに、お腹だけ水風船のように膨らんでいたら腹水の可能性大。

  • 緊急性: 開口呼吸や舌の色が悪い場合は、一刻を争う状態。すぐに病院へ。

  • 原因: 若い猫ならFIP、高齢猫なら心臓病・肝臓病・がんの可能性が高い。

  • 治療判断: 腹水を抜くことは呼吸を楽にするが、体力を奪うリスクもある。獣医師とよく相談を。

  • 自宅ケア: 上半身を高くして寝かせる、酸素室を利用するなど、呼吸を助ける工夫が最優先。

 

愛猫のお腹に水が溜まっていると知ったとき、頭が真っ白になり、深い悲しみと不安に襲われることと思います。

しかし、腹水があるからといって、すぐに全ての希望が失われるわけではありません。

適切な治療で症状をコントロールし、穏やかな時間を長く過ごしている猫ちゃんもたくさんいます。

また、たとえ完治が難しい状況であっても、あなたが自宅でしてあげられるケアはたくさん残されています。

苦しさを取り除き、大好きな家で安心して過ごせるように。

そのための選択肢を、獣医師と一緒に一つずつ選んでいってください。

あなたのその手によるケアと愛情は、どんな薬よりも愛猫の心強い支えになるはずです。