- 言うことを聞かない愛犬に腹が立ち、手を上げたり、感情に任せて声を荒げてしまうことありませんか?
もし自信をもって「NO」と答えられないなら、かなり危険です。
なぜなら、しつけができていないと虐待や飼育放棄などの深刻な問題に繋がるためです。実際、「言うことを聞かない」などの飼い主の身勝手な理由で、72,433頭のワンちゃんが飼育放棄され、中には、叩く、怒鳴りつけるなどの過激な「愛犬虐待」を受け続け保護されたワンちゃんもいます(2020年実績)。
しつけられていない愛犬との生活は、無駄吠え、噛み癖、トイレの粗相の掃除など、毎日頭を抱えて悩まされる…など、いいことは一つもありません。
ですが、正しいしつけができていればそんなストレスとおさらば!
"おりこうさん"な愛犬と毎日楽しく過ごせるようになります。
- 「お酢が犬の無駄吠えに効果があるって聞いたんだけど本当?」
- 「お酢って犬に使っても問題ないのかな‥」
- 「効果的で安全なしつけ方法が知りたい!」
来客時のインターホンやお散歩中など、愛犬の無駄吠えがなおらず、ご近所迷惑にならないかとヒヤヒヤしたり、大きい鳴き声にイライラしたりしていませんか。
結論から言うと、愛犬の無駄吠えのしつけに、お酢スプレーは効果があります。
しかし、正しく使用しなければ、愛犬に悪影響が及んだり、余計に無駄吠えが強くなったりする恐れあります。
なぜなら、不適切な使用方法で、愛犬に怪我や体調不良を引き起こすだけでなく、ストレスにより愛犬が人間不信になり、あなたとの信頼関係を失ってしまうからです。
そこで、ペット飼育管理士の資格を持つ私が、愛犬の無駄吠えに対するお酢スプレーの効果と、正しい使用方法について、わかりやすく解説します。
- 愛犬の無駄吠えに、お酢が効果的な理由がわかる
- お酢スプレーを使用する際の、注意点がわかる
- 安全で効果的な、無駄吠えのしつけ方法がわかる
この記事を読むと、愛犬の無駄吠えに対するお酢スプレーの効果や、正しい使用方法が5分で学べます。あなたは、無駄吠えしない可愛い愛犬と、心穏やかに過ごせるでしょう。
▼犬の無駄吠えにお酢は効果的
- 犬はお酢の刺激臭が苦手
- 犬は人間の約数千倍〜1億倍の嗅覚
▼しつけにお酢を使う前に、無駄吠えの原因を考える
- まずは、無駄吠えの原因をできるかぎり取り除いてあげる
- むやみやたらにお酢を使わない
▼お酢の成分は犬にとっては無害
- アミノ酸
- クエン酸
▼お酢スプレーの作り方・使い方
- お酢を5〜10倍の水で薄めてスプレーボトルに入れる
- 犬が吠えた瞬間に、頭上に2〜3プッシュする
▼お酢スプレーを使うときのポイント4つ
- 吠えるのをやめたら褒める
- 吠えたときに大声で叱らない
- コマンドと一緒に使う
- 愛犬にスプレーしている手元が見えないように
▼お酢スプレーを使うときの注意点3つ
- 原液を使用しない
- 顔に直接スプレーしない
- アレルギー症状に気を付ける
▼うまく効果が出ないこともある
- お酢スプレーの他の使い道
- 根本的な無駄吠え予防トレーニングと併用する必要がある
▼無駄吠え予防の3つのトレーニング方法
- ドッグトレーナーに依頼する
- しつけグッズを利用する
→しつけグッズランキングBest3!を見る - 【体罰0(ゼロ)がコンセプト】イヌバーシティがオススメ!!
→イヌバーシティの口コミを見る
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犬の無駄吠えにお酢は効果的
お酢は、正しく使えば、愛犬の無駄吠え対策に効果があります。
ここでは、お酢が無駄吠えのしつけに効果的な理由と、あなたが愛犬にお酢を使う前に確認するべきことについて解説します。
ポイントは次の3つです。
- 犬は人より嗅覚が優れているため、お酢の刺激臭を強く感じる
- 「愛犬に使うとストレスになる」ため安易に使わない
- お酢を使う前に、無駄吠えの原因を考える
犬は人より嗅覚が優れているため、お酢の刺激臭を強く感じる
犬の無駄吠えにお酢が効果的な最大の理由は、犬はお酢の刺激臭が苦手だからです。
「愛犬に使うとストレスになる」ため安易に使わない
愛犬にお酢の刺激臭を嗅がせずぎるとストレスがかかるため、安易に使わないようにしましょう。
▼パグがお酢のにおいを嗅ぐ様子
お酢を使う前に、無駄吠えの原因を考える
あなたの愛犬が吠えるのには、必ず理由があります。
そもそも、吠えている原因はなにか、愛犬をよく観察してみましょう。
- 痛みや恐怖、ストレスはないか
- 適切な食事や、運動ができているか
- 愛犬の生活環境(室温、におい、騒音等)は適切か
- あなたとのスキンシップは十分か
お酢を使う無駄吠えのしつけは、お酢の刺激臭によって、びっくりしたり、注意が逸れたり、くしゃみをしたりして、無駄吠えをやめさせることが目的です。
犬がお酢を舐めても基本的に問題はない
結論から言うと、犬にお酢を使うことは、基本的に問題ありません。
なぜなら、お酢には犬が舐めても害になる成分が含まれていないからです。
ここでは、犬にお酢を使っても大丈夫な理由を、お酢の成分から解説します。
お酢の成分
お酢の成分は、大きく分けて次の2つです。
- アミノ酸
- クエン酸(酢酸)
①アミノ酸
お酢の成分の1つ目はアミノ酸です。
愛犬の身体を構成している約20%はタンパク質であり、そのタンパク質を作る材料となっているのがアミノ酸です。犬は人間と異なり、体内でアミノ酸を作ることもできます。
②クエン酸
お酢の成分の2つ目はクエン酸です。
お酢の主成分は、酢酸という刺激性のにおいと酸味をもつ成分です。酢酸は体内に摂取するとクエン酸に変わります。
クエン酸は酸っぱさのもとになっている天然成分で、酸味をつけるためにドッグフードに含まれていることもあります。
食品添加物に厳しい海外でも、犬の健康には特に影響を及ぼさないとされており、犬が舐めても安全です。
お酢スプレーの作り方と使い方
ここからは、無駄吠え対策に使えるお酢スプレーについて紹介します。
- お酢スプレーの作り方
- お酢スプレーの使い方
お酢スプレーの作り方
次に、準備するものと作り方について紹介します。
- スプレーボトル
- お酢
- 水
▼無駄吠えに使えるお酢スプレーの作り方
お酢を水で5〜10倍に薄め、スプレーボトルに入れます。
▼お酢スプレーに使えるスプレーボトル
お酢スプレーの使い方
お酢スプレーの使用方法についてです。
愛犬が吠えた瞬間に、スプレーを愛犬の頭上に2〜3プッシュします。
- 吠えるのをやめたら褒める
- 吠えたときに大声で叱らない
- コマンドと一緒に使う
- 愛犬にスプレーしている手元が見えないようにする
1つ目からポイントを解説していきます。
①吠えるのをやめたら褒める
1つ目のポイントは、愛犬が吠えるのをやめたらしっかり褒めてあげることです。
吠えるのをやめた瞬間に、しつけ用のおやつをあげてもいいでしょう。
②吠えたときに大声で叱らない
2つ目のポイントは、愛犬が吠えたときに大声で叱らないことです。
愛犬が吠えたとき、あなたは「だめだよ」と伝えたくて叱っているつもりかもしれませんが、あなたの愛犬は「応援されている」「褒められている」と勘違いし、より無駄吠えが強くなるかもしれません。
③コマンドと一緒に使う
3つ目のポイントは、「しー」などの言葉やハンドサインといったコマンドと一緒に使うことです。
お酢スプレーを使って、無駄吠えをやめられるようになってきたら、コマンドを一緒にしてみることで、コマンド=「吠えてはいけない」「吠えなくてもよい」と紐づけられるようになり、お酢スプレーがない時でも、コマンドで吠えるのを止めさせられます。
▼クリッカーを使ったトレーニング方法の動画
④愛犬にスプレーしている手元が見えないようにする
4つ目のポイントは、お酢スプレーしている手元が見えないようにすることです。
犬は賢いので、お酢スプレーしている手元が見えたり、あなたがスプレーしていることがバレると、スプレーを警戒し、より強く吠えるようになることがあります。
また、嫌なにおいを吹きかけてくるのがあなただと分かると、あなたを不信に思い、信頼関係に影響するかもしれません。
お酢スプレーを使う際の注意点
愛犬に害のない成分のお酢スプレーですが、安全に使用するために3つの注意点があります。
- 原液を使用しない
- 顔に直接スプレーしない
- アレルギー症状に気を付ける
①原液を使用しない
1つ目の注意点は、絶対に原液は使用しないということです。
前項でも解説しましたが、犬の嗅覚は人間の約数千倍〜1億倍と言われています。人間でも酢の原液ではむせ返ることもあるくらいなので、犬にとってはとんでもない刺激臭になります。
②顔に直接スプレーしない
2つ目の注意点は、愛犬の顔に向けて直接スプレーしないということです。
顔に直接スプレーがかかるのは、愛犬にとってかなりストレスになりますし、目に入れば染みる原因にもなります。最悪、結膜炎などの健康トラブルにもつながる恐れがあります。
▼結膜炎で病院に行くわんちゃん
▼知っておくべき結膜炎の症状
犬の結膜炎の症状
- 眼の充血や腫れ
- 目やに
- 上下まぶたがくっついたり、隙間が小さくなったりする
- まぶたの内側(結膜)の腫れ
- かゆみや不快感から眼をこすりつけたり、前足で掻いたりする
③アレルギー症状に気を付ける
3つ目の注意点は、アレルギー症状がないかよく観察することです。
あなたの愛犬が、お酢のアレルギーを持っているかもしれません。また米や小麦などの穀物、果実酢など、お酢の原料によってもアレルギーを引き起こす可能性があります。
▼気を付けるべき犬のアレルギー症状
犬のアレルギー症状
- 体をかいている(またはかゆがっている)
- フケが出ている
- 抜け毛が多い(またはハゲている)
- 下痢・嘔吐
- 足の裏や指の間をずっと舐めたり噛んだりしている
- 顔・耳の内側、目・口周り、股の内側が赤くなっている
引用:ニュースキャスト
うまく効果が出ないときもある
愛犬に無害な成分で、正しく使えば無駄吠え予防に十分使えるお酢スプレーですが、うまく効果が出ないことも多いようです。
まず、愛犬が吠えたときに手元にお酢スプレーがなければ使用できません。
そして、お酢スプレーに気付いてさらに強く吠えたり、お酢スプレーにより人間に不信感を持ってしまったりしたら、本末転倒ですよね。
▼お酢のにおいが好きなわんちゃんもいる
お酢ドリンク飲んでるんだけど何故かワンコがめっちゃ口元の匂い嗅いでくる…。
犬ってお酢の匂い苦手だってよく聞くけど個犬差なの?ウチのは隙あらば舐めようとしてくるぞ🐶— 有黒🐣原稿中 (@yuukoku_raven) October 8, 2020
- 噛み癖・食糞対策
噛まれたくない家具や糞に吹きかける
噛み癖予防の苦味のスプレーも販売されている - 害虫予防
お酢はマダニやノミなどの害虫を遠ざける効果がある
シャンプー後や外出前にスプレーして使用 - 殺菌・消臭効果
愛犬の耳掃除:バクテリアやウイルスを殺菌する効果がある
コットンをお酢スプレーで湿らせて拭いて使用する
愛犬のケージやクレートなどの掃除:犬に無害の成分のため安心 - トイレトレーニングに
犬のおしっこの匂いはアルカリ性
酸性のお酢で匂いを中和し、消臭効果が得られる - リンス代わりに
通常、犬の皮膚はアルカリ性
シャンプー後のごわつきが気になる時は、酸性のお酢で中和することでなめらかな被毛を保つことができる
▼噛み癖にも使えるしつけスプレー
▼愛犬のケアにおすすめの竹酢
無駄吠え予防のトレーニング
そんなときには次の3つのしつけ方法を参考にしてみてね!
- ドッグトレーナーに依頼する
- しつけグッズを活用する
- 【体罰0(ゼロ)がコンセプト】イヌバーシティを活用する
愛犬に負担をかけずに無駄吠えのしつけができるなら、それに越したことはありませんよね。
1つずつ解説していきます。
①ドッグトレーナーに依頼する
1つ目は、ドッグトレーナーに依頼する方法です。
ドッグトレーナーとは、家庭で犬と人が気持ちよく生活するためのしつけを教えるプロになります。
しつけ教室をおこなっているところや、出張でしつけをしてくれるところもあります。
▼信頼できるドッグトレーナーの探し方
- ドッグスクールをネットで検索する
- 通っている動物病院、トリミングサロンに紹介してもらう
- 競技会やアジリティ(犬の障害物競走)の大会の見学に行く
引用:ペットペットライフ
②しつけグッズランキングを参考に
2つ目は、しつけグッズを使う方法です。
愛犬の無駄吠えをやめさせたいけど、どのしつけグッズがいいのか分からず、困っていませんか。
こちらの記事では、当サイトが独自に豆柴の飼い主計100名に向けて、しつけ関連グッズを使った効果を調査する13項目に及ぶアンケートを実施。
その結果をペット飼育管理士が公平に評価・分析し、本当にイチオシなグッズをランキング形式でまとめました。
この記事を読めば、「どういう形で愛犬をしつけたいか」がわかり、あなたが求めているしつけグッズに出会えます。
③オススメは”体罰0(ゼロ)がコンセプト”のイヌバーシティ
オススメのしつけグッズは、しつけグッズランキングで第1位を獲得した【イヌバーシティ】です。
イヌバーシティは、スマホやパソコンでいつでも最新の情報が視聴できるしつけ教材です。
しつけグッズランキング第1位のイヌバーシティのレビューはこちら。
発売から7ヶ月で同ジャンル1,350種類の教材の中で、売り上げランキング1位をキープし続けた驚きの実績があります。
実際に、「無駄吠えと興奮が治まった」との口コミを頂いており、無駄吠えを愛犬に負担をかけずにどうにかしたいと思っている飼い主さんにオススメのしつけ教材です。
まとめ
▼犬の無駄吠えにお酢は効果的
- 犬はお酢の刺激臭が苦手
- 犬は人間の約数千倍〜1億倍の嗅覚
▼しつけにお酢を使う前に、無駄吠えの原因を考える
- まずは、無駄吠えの原因をできるかぎり取り除いてあげる
- むやみやたらにお酢を使わない
▼お酢の成分は犬にとっては無害
- アミノ酸
- クエン酸
▼お酢スプレーの作り方・使い方
- お酢を5〜10倍の水で薄めてスプレーボトルに入れる。
- 犬が吠えた瞬間に、頭上に2〜3プッシュする。
▼お酢スプレーを使うときのポイント4つ
- 吠えるのをやめたら褒める
- 吠えたときに大声で叱らない
- コマンドと一緒に使う
- 愛犬にスプレーしている手元が見えないように
▼お酢スプレーを使うときの注意点3つ
- 原液を使用しない
- 顔に直接スプレーしない
- アレルギー症状に気を付ける
▼うまく効果が出ないこともある
- お酢スプレーの他の使い道
- 根本的な無駄吠え予防トレーニングと併用する必要がある
▼無駄吠え予防の3つのトレーニング方法
- ドッグトレーナーに依頼する
- しつけグッズを利用する
→しつけグッズランキングBest3!を見る - 【体罰0(ゼロ)がコンセプト】イヌバーシティがオススメ!!
→イヌバーシティの口コミを見る
愛犬の無駄吠えに対するお酢スプレーを使ったしつけと、無駄吠えをやめさせるトレーニングについて解説しました。
表面的な問題にとらわれず、愛犬が無駄吠えする原因に向き合い、信頼関係を築きながらトレーニングを行いましょう。あなたの思いに、きっと愛犬は応えてくれますよ。
今回の記事が、あなたとあなたの愛犬のハッピーで穏やかな日々の手助けになりましたら幸いです。
▼お酢スプレーに使えるスプレーボトル
▼噛み癖にも使えるしつけスプレー
▼愛犬のケアにおすすめの竹酢
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もし自信をもって「NO」と答えられないなら、かなり危険です。
なぜなら、しつけができていないと虐待や飼育放棄などの深刻な問題に繋がるためです。実際、「言うことを聞かない」などの飼い主の身勝手な理由で、72,433頭のワンちゃんが飼育放棄され、中には、叩く、怒鳴りつけるなどの過激な「愛犬虐待」を受け続け保護されたワンちゃんもいます(2020年実績)。
しつけられていない愛犬との生活は、無駄吠え、噛み癖、トイレの粗相の掃除など、毎日頭を抱えて悩まされる…など、いいことは一つもありません。
ですが、正しいしつけができていればそんなストレスとおさらば!
"おりこうさん"な愛犬と毎日楽しく過ごせるようになります。