犬の名前(女の子)珍しい＆おしゃれな命名アイデア!和風・外国語まで解説!

愛犬の名前は、飼い主から愛犬へ贈る「最初の一生モノのプレゼント」。

女の子なら、可愛らしくて、でも他の子とは少し違う「珍しくて素敵な名前」を付けてあげたいですよね。

ランキング上位の名前も素敵ですが、ドッグランや病院で同じ名前の子が振り向いてしまうことも。

「うちの子だけの特別感」を大切にしたいあなたへ。

この記事では、和風・古風な名前から、おしゃれな外国語、スイーツ由来まで、響きも意味も美しい珍しい名前を厳選して紹介します。

愛犬にぴったりの「運命の名前」が必ず見つかるはずです。

1 珍しい女の子の犬の名前を付ける3つのメリット
2 【和風・古風】大和撫子な珍しい女の子の名前
3 【外国語】おしゃれで響きが可愛い珍しい名前
4 【食べ物・スイーツ】甘くて可愛いユニークな名前
- 4.1 和菓子系
- 4.2 洋菓子・フルーツ系
5 【色・宝石・イメージ】高貴で特別な響きの名前
- 5.1 宝石・鉱物（パワーストーン）
- 5.2 色の和名・フランス語名
6 珍しい名前を付ける際の注意点とポイント
7 よくある質問（FAQ）
8 まとめ

珍しい女の子の犬の名前を付ける3つのメリット

愛犬に珍しい名前を付けることは、単に「個性的であること」以上の価値があります。ここでは、珍しい名前がもたらす3つの大きなメリットについて解説します。

1. 誰とも被らない「唯一無二の存在」になる

人気の名前（モモ、ハナ、ココなど）は非常に可愛らしいですが、動物病院やドッグランで名前を呼ぶと、他の犬が一斉に反応してしまうことがあります。

珍しい名前を付けることで、「その名前＝その子」という強いアイデンティティが生まれます。家族にとっても、他には代えがたい特別な存在であることが、名前を通して日々実感できるでしょう。

2. 名前の由来から会話が広がる

珍しい名前やおしゃれな外国語の名前を付けていると、散歩中に出会った人から「素敵な名前ですね、どんな意味があるんですか？」と尋ねられる機会が増えます。

「フランス語で『愛』という意味なんです」
「生まれた日の花言葉から付けたんです」

このように名前の由来を話すことで、飼い主同士のコミュニケーションが自然と生まれ、愛犬のことをより深く知ってもらうきっかけになります。

3. 愛犬が自分の名前を認識しやすい

犬は言葉の意味そのものよりも、「音の響き」で言葉を聞き分けています。よくある名前や日常会話に紛れやすい音よりも、独特の響きを持つ珍しい名前の方が、犬にとって「自分への合図だ」と認識しやすい傾向があります。

特に、ドッグランなどの騒がしい場所でも、聞き慣れない音（珍しい名前）は愛犬の耳に届きやすく、呼び戻しがスムーズになるという実用的なメリットもあります。

【和風・古風】大和撫子な珍しい女の子の名前

近年、あえて「和風」な名前を付けることがブームになっていますが、ここではランキング常連の「サクラ」や「アズキ」とは一味違う、古風で上品、かつ珍しい名前を厳選しました。

花・植物に由来する美しい和名

日本独自の美しい植物や花の名前は、女の子の犬にぴったりな可憐さと強さを兼ね備えています。

名前	読み	意味・イメージ
小手鞠	コデマリ	白く小さな花が集まって咲く。愛らしさと団結。
紫苑	シオン	秋に咲く薄紫の花。「君を忘れない」という花言葉。
花梨	カリン	豊穣を意味する果実。響きが可愛らしく呼びやすい。
柚葉	ユズハ	柚子の葉。健康で丈夫に育つようにという願い。
沙羅	サラ	夏に白い花を咲かせる沙羅双樹。清らかで高貴な印象。
撫子	ナデシコ	日本女性の清楚さの象徴。愛らしく守ってあげたい存在。

ポイント:　植物の名前は季節感を取り入れやすく、「その子が生まれた季節」や「家に来た季節」の花から選ぶと、より一層愛着が湧きます。

季節・自然を感じる風流な名前

日本の美しい四季や自然現象を表現した言葉は、響きが柔らかく、優しい性格のワンちゃんに似合います。

六花（リッカ）

雪の結晶の別名。冬生まれの白い犬や、繊細で美しい毛並みの子に。
小春（コハル）

晩秋から初冬の穏やかな晴天（小春日和）。温厚で心を和ませてくれる子に。
風花（フウカ）

晴天にちらつく雪。軽やかで少し儚げな、守ってあげたい雰囲気に。
美波（ミナミ）

美しい波。海辺で遊ぶのが好きな子や、青やグレーの瞳を持つ子に。
音色（ネイロ）

その鳴き声や存在が、家族の日常を彩る美しい音楽のようであるように。

歴史・文学からとった個性的な名前

歴史上の人物や古典文学からインスピレーションを得た名前は、知的で凛とした雰囲気を醸し出します。

茶々（チャチャ）

浅井三姉妹の長女・淀殿の幼名。響きが可愛く、茶色の毛色の子にもぴったり。
小町（コマチ）

絶世の美女、小野小町から。誰もが振り返るような美しいワンちゃんに。
紫（ユカリ）

紫式部、あるいは高貴な色「紫」から。気品あふれる落ち着いた性格の子に。
寧々（ネネ）

豊臣秀吉の妻。賢く、家族を支えるしっかり者の女の子に。
千代（チヨ）

「千代に八千代に」。長く健康に、ずっと一緒にいられますようにという願いを込めて。

【外国語】おしゃれで響きが可愛い珍しい名前

日本語にはない音の響きや、素敵な意味を持つ外国語の単語は、おしゃれな命名の宝庫です。

フランス語：優雅で愛らしい響き

フランス語は柔らかく、鼻にかかるような甘い響きが特徴で、女の子の犬に非常に人気があります。

名前	読み	意味
Chérie	シェリ	愛しい人、最愛の。
Ange	アンジュ	天使。
Lune	リュヌ	月。静かで神秘的な魅力。
Fleur	フルール	花。華やかな存在感。
Bijou	ビジュー	宝石。大切な宝物。
Ciel	シエル	空。澄んだ心。

おすすめ:　トイプードルやフレンチブルドッグなど、フランス原産の犬種には特によく似合います。「シェリ」や「アンジュ」は呼びやすく、愛情がダイレクトに伝わる名前です。

ドイツ語・英語：かっこよくて上品な意味

ドイツ語は力強くかっこいい響きが多く、英語は馴染みがありながらも、単語のチョイス次第で洗練された印象になります。

【ドイツ語】

Liebe（リーベ）：愛
Stern（シュテルン）：星
Blume（ブルーメ）：花
Mond（モント）：月
Sonne（ゾンネ）：太陽

【英語（一捻りある単語）】

Grace（グレース）：神の恵み、優雅
Ivy（アイビー）：蔦（ツタ）、花言葉は「永遠の愛」
Amber（アンバー）：琥珀、宝石のような茶色
Lilly（リリー）：百合の花、純潔

ハワイ語：自然と愛を感じる温かい名前

ハワイ語は母音が多く、明るく開放的な響きが特徴です。「マナ（奇跡）」や「カイ（海）」などが有名ですが、女の子には以下の名前も素敵です。

Lani（ラニ）：天国、空
Pua（プア）：花
Lea（レア）：喜び、幸福
Hokulani（ホクラニ）：きらめく星
Moana（モアナ）：海、大洋
Aloha（アロハ）：愛、挨拶

ここが魅力:　ハワイ語の名前は「意味がポジティブ」なものが多く、呼ぶたびに明るい気持ちになれます。太陽の下で元気に走り回る子にぴったりです。

【食べ物・スイーツ】甘くて可愛いユニークな名前

食べ物の名前は「食べちゃいたいくらい可愛い」という愛情表現そのもの。定番の「チョコ」「マロン」以外で、少し珍しいスイーツや果物の名前を挙げてみましょう。

和菓子系

あられ

小さくてコロコロした元気な子に。
最中（モナカ）

和風で響きが柔らかい。毛色が淡い茶色の子に。
雪見（ユキミ）

白い毛並みのふわふわした子に。
蜜（ミツ）

とろけるように甘えん坊な性格の子に。

洋菓子・フルーツ系

カヌレ

フランスの焼き菓子。焦げ茶色の毛色の子におしゃれ。
マフィン

ふっくらとした愛らしい体型の子に。
ショコラ

定番ですが、「ガトー」「トリュフ」など種類を絞ると個性的。
ベリー

小さくてキュートな目をした子に。
シフォン

シフォンケーキのように軽く、柔らかい毛並みの子に。
ラテ

ミルクたっぷりの優しい色合いの子に。

注意点:　食べ物の名前を付けると、飼い主さんが名前を呼ぶたびに幸せな気持ちになれる効果があります。ただし、あまりに長い名前（例：ストロベリーショートケーキ）は避け、短く「ベリー」などにするのが呼びやすさのコツです。

【色・宝石・イメージ】高貴で特別な響きの名前

毛色から連想する名前は王道ですが、色の名前をそのまま付けるのではなく、宝石や鉱物、イメージカラーに変換するとグッと珍しくなります。

宝石・鉱物（パワーストーン）

愛犬を「宝石」に見立てた名前は、大切に育てたいという決意の表れです。

翡翠（ヒスイ）

深みのある美しい緑色。日本古来の宝石。
真珠（パール）

白く輝く、純潔と健康の象徴。
瑠璃（ルリ）

ラピスラズリ。深く吸い込まれるような青い瞳や、神秘的な子に。
琥珀（コハク）

透き通るような茶色や金色の毛並みに。
瑪瑙（メノウ）

アゲート。縞模様がある子や、複雑な毛色の子に。

色の和名・フランス語名

胡桃（クルミ）

ウォールナット色。ベージュや薄茶の子に。
茜（アカネ）

夕焼けのような赤茶色。
Blanche（ブランシュ）

フランス語で「白」。真っ白なプードルやポメラニアンに。
Noir（ノワール）

フランス語で「黒」。黒い毛並みのシックな子に。
Rouge（ルージュ）

フランス語で「赤」。情熱的で元気な子に。

珍しい名前を付ける際の注意点とポイント

珍しい名前は素敵ですが、実際に生活していく上で「困ったこと」が起きないよう、以下の点に注意して最終決定しましょう。

1. 呼びやすく、聞き取りやすいか（2〜3文字推奨）

どんなに高貴な名前でも、長すぎると犬は覚えられません。また、緊急時（道路に飛び出しそうな時など）に咄嗟に呼べない名前は危険です。

良い例: ベル、ラニ、コハク
避けるべき例: アレクサンドリア、カトリーヌ（長い場合は「カティ」などの愛称を決めておく）

犬は母音（a,i,u,e,o）を強く認識します。 「a」や「o」が含まれる名前は遠くまで通りやすく、元気な印象になります。逆に「i」や「e」は高い音になりやすく、可愛らしい印象を与えます。

2. 人間の名前と被りすぎないか

最近は人間と同じような名前（例：ユイ、リン、サクラなど）も人気ですが、あまりにフルネームのような名前や、親戚・近所の子と同じ名前だと、呼んだ時に気まずい思いをすることがあります。

3. コマンド（命令語）と似ていないか

しつけの言葉と似ている名前は、犬を混乱させます。

「マテ」に似ている名前: ラテ、カテ
「ヨシ」に似ている名前: ヨッシー、ホシ
「ダメ」に似ている名前: マメ、アメ

これらの名前が絶対NGというわけではありませんが、アクセントを変えるなどの工夫が必要です。

4. 獣医さんや他人にとって呼びやすいか

動物病院の待合室で名前を呼ばれる際、あまりに難解な漢字や発音しにくい外国語だと、スタッフさんが困ってしまうことがあります。

難読漢字: 「愛羅武（アイラブ）」 → 読み仮名を必ず伝える
発音: 「Th」の発音など、日本人になじみのない音は避けるか、カタカナ発音で登録する

よくある質問（FAQ）

Q1. 珍しい名前をつけると犬が覚えにくいですか？

A. 短くて聞き取りやすければ、珍しくても問題ありません。

犬は「言葉の意味」ではなく「音の響き」で名前を覚えます。珍しい名前であっても、「2〜3文字」で「母音がはっきりしている」名前であれば、むしろ他の言葉と混同しにくく、早く覚えてくれることが多いです。家族全員が統一したイントネーションで呼んであげることが大切です。

Q2. 和風の名前は洋犬（トイプードルなど）に合いませんか？

A. 意外と似合うのでおすすめです。

トイプードルやチワワなどの洋犬に、あえて「小豆（アズキ）」「紬（ツムギ）」「音色（ネイロ）」といった和風の名前を付ける飼い主さんは増えています。「洋風な見た目×和風な名前」のギャップが、その子の個性をより引き立て、チャーミングな印象を与えます。

Q3. 改名しても犬は混乱しませんか？

A. 引き取ったばかりの時期なら大丈夫です。

保護犬などで元々の名前がある場合でも、新しい環境で新しい名前を愛情を込めて呼び続ければ、犬は「新しい自分の呼び名」として順応します。おやつをあげる時や撫でる時に新しい名前を呼び、良いこととセットで覚えさせるとスムーズです。

Q4. 避けたほうがいい名前の響きはありますか？

A. 破裂音や濁音は注意が必要ですが、好みによります。

一般的に、「濁音（ガ・ザ・ダなど）」が含まれる名前は、犬にとって少し強く、威圧的に聞こえることがあると言われています（例：グングニルなど）。逆に女の子らしい柔らかさを出したい場合は、「マ行・ナ行・ラ行」の優しい響きを選ぶと良いでしょう。ただし、濁音には「強さ・元気さ」というメリットもあるため、ワンちゃんの性格に合わせて選びましょう。