毎年5月にやってくる自動車税(種別割)の納付。数万円という大きな出費だからこそ、少しでもポイント還元で得をしたいと考えるのは当然です。
しかし、2026年の自動車税支払いは、これまでとは勝手が違います。主要なキャッシュレス決済の還元率改悪や、クレジットカードのポイント付与ルールの変更が相次いでいるからです。
「去年と同じ方法が、今年も一番お得だとは限らない」のが2026年の現状です。
この記事では、2026年最新のキャンペーン情報や手数料を徹底的にリサーチし、あなたがどの決済手段を選べば最も実質負担を減らせるのか、その正解を明確に示します。
もくじ
2026年自動車税支払いの結論:今選ぶべき最強ルート
2026年度の自動車税支払いにおいて、最も多くの人が恩恵を受けられる「最強ルート」は、楽天ペイ(楽天キャッシュ払)です。
これまでポイント還元の改悪が続いてきた決済業界において、楽天ペイは依然として安定した還元率を維持しており、さらに抽選キャンペーンの頻度も高いという特徴があります。一方で、高還元率クレジットカードをお持ちの方や、特定の自治体に住んでいる方は、別の選択肢が浮上することもあります。
まずは、主要な支払い方法のスペックを一覧表で比較してみましょう。
| 支払い方法 | 基本還元率 | 手数料 | 2026年の評価 |
| 楽天ペイ | 0.5%〜(チャージ時) | 無料 | 最有力。安定感と利便性がNo.1。 |
| クレジットカード | 0.5〜1.5% | 有(約0.8%) | 条件付き。還元率1.0%未満なら損。 |
| au PAY | 0%(キャンペーン別) | 無料 | 特定のクレカチャージ(1%)併用なら強力。 |
| PayPay | 0% | 無料 | 基本は損だが、自治体キャンペーン時は最強 |
| d払い | 0% | 無料 | 基本還元なし。ドコモ経済圏なら選択肢。 |
この表から分かる通り、多くのキャッシュレス決済では「請求書払い」そのものに対する基本還元が廃止されています。そのため、「支払い前のチャージ段階でいかにポイントを稼ぐか」、あるいは「手数料を払ってでもクレカ還元を優先するか」という2つの視点が重要になります。
楽天ペイが2026年も「最もお得」と言われる3つの理由
多くのポイ活ユーザーや節約家が、2026年も楽天ペイを第一候補に挙げるのには、明確な根拠があります。他の決済手段が軒並み還元を絞る中、楽天ペイには「確実に得をする仕組み」が残されているからです。
1. 楽天カードからのチャージで確実に0.5%還元
楽天ペイで自動車税を払う際は、あらかじめ「楽天キャッシュ」をチャージして支払う形式になります。このとき、楽天カードから楽天キャッシュへチャージを行うだけで、0.5%の楽天ポイントが確実に付与されます。
多くのスマホ決済が「請求書払いは還元対象外」とする中で、チャージ段階でポイントを確保できるのは大きな強みです。3万円の納税であれば、これだけで150ポイントが貯まります。
2. 「5と0のつく日」のチャージキャンペーンが強力
2026年も継続して実施されている「毎月5と0のつく日はチャージの日」キャンペーンを利用すると、さらにお得になります。
このキャンペーンにエントリーしてチャージを行うと、抽選で全額還元やポイント加算のチャンスが得られます。自動車税という高額な支払いを行う月こそ、この抽選のメリットは無視できません。「どうせ払うなら、当たる可能性がある方法を選ぶ」というのは、合理的な判断と言えるでしょう。
3. システム利用料が完全に「無料」
意外と見落としがちなのが、手数料の存在です。後述するクレジットカード払いや、一部のネット納付では「システム利用料」という名の手数料が発生します。
楽天ペイを含むスマホ決済の請求書払いは、利用者が負担する手数料が0円です。「還元率−手数料」の純利益を考えたとき、0.5%以上の還元が丸々手元に残る楽天ペイの優位性は揺るぎません。
クレジットカード払いの損益分岐点:還元率1.0%がボーダーライン
「クレジットカードで払えば、1%以上のポイントが付くからお得でしょ?」と考えている方は注意が必要です。地方税お支払サイト(eL-QR)を利用したクレジットカード納付には、必ずシステム利用料が発生します。
クレジットカード納付の手数料シミュレーション
地方税お支払サイトでのシステム利用料は、納付金額に応じて段階的に設定されています。概ね0.8%前後の手数料がかかると考えて間違いありません。
納付額と手数料・還元ポイントのシミュレーション(還元率1.0%のカードの場合)
| 納税額 | システム利用料(概算) | 獲得ポイント(1%) | 実質的な得/損 |
| 10,000円 | 82円 | 100pt | +18円(微得) |
| 34,500円(排気量1.0〜1.5L) | 285円 | 345pt | +60円 |
| 39,500円(排気量1.5〜2.0L) | 326円 | 395pt | +69円 |
| 50,000円 | 413円 | 500pt | +87円 |
この表から明らかなように、還元率1.0%のカードを使ってようやく数十円のプラスになる程度です。もし、あなたが使っているカードの還元率が0.5%であれば、確実に手数料の方が高くつき、現金で払うより損をすることになります。
クレジットカード払いを選ぶべき人
手数料を払ってでもクレジットカード払いを選ぶ価値があるのは、以下のようなケースに限られます。
特に、年間100万円利用で1万ポイントがもらえる「100万円修行」に取り組んでいる方にとって、数万円の自動車税は大きな助けになります。2026年からは、一部のカードで税金支払いが年間利用額の集計対象外になる動きもあるため、自分のカードの最新規約を必ず確認してください。
PayPayとd払いは「自治体キャンペーン」があれば大逆転
通常の支払いではポイント還元が期待できないPayPayやd払いですが、特定の条件下では楽天ペイを圧倒する爆発力を見せます。それが、地方自治体と連携した「キャッシュレス還元キャンペーン」です。
自治体キャンペーンの爆発力
2026年も多くの自治体が、地域経済活性化のために「対象店舗・決済で最大20〜30%還元」というキャンペーンを実施しています。もし、あなたの住んでいる自治体が自動車税の納付時期(5月)にこのようなキャンペーンを重ねており、かつ「請求書払い」を対象に含めていれば、数千円単位の還元が受けられます。
PayPayで払うメリットと注意点
PayPayは、基本的には請求書払いでポイントが付きません(PayPayステップのカウント対象にもなりません)。しかし、以下のメリットがあります。
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圧倒的な導入自治体数: ほぼ全ての自治体で利用可能。
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PayPayマネーライトが使える: 銀行口座からチャージした残高だけでなく、譲渡された残高なども利用できる。
ただし、「ポイントが付かない」という事実を認識した上で利用する必要があります。便利さだけを求めるなら良いですが、「お得さ」を求めるなら、キャンペーンの有無を事前にアプリの「近くのおトク」からチェックしましょう。
2026年の注意点:カード会社による「税金支払い」の冷遇措置
2026年に入り、クレジットカード各社は税金や公共料金の支払いに対するポイント還元率をさらに厳しく制限し始めています。これまで「お得」の代名詞だったカードでも、ルールが変わっている可能性があります。
三井住友カードのルール変更(2026年3月〜)
特に注目すべきは、三井住友カードなどの大手発行会社による規約変更です。2026年3月以降、特定のカードにおいて「年間100万円利用」のカウント対象から税金支払いが除外されたり、還元率が通常の半分(例:0.5%→0.25%)に引き下げられたりするケースが増えています。
「自分のカードは去年まで1%付いたから大丈夫」という思い込みは禁物です。 5月の納付書が届く前に、公式サイトの「ポイント付与対象外・還元率が異なる加盟店」のページを一読しておくことを強く推奨します。
モバイルSuica・nanacoルートの現状
かつて裏技として重宝された「クレジットカード→モバイルSuica/nanaco→セブン-イレブン等の店頭支払い」というルートも、2026年現在は封鎖が進んでいます。
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nanaco: セブンカード・プラス以外からのチャージでポイントが付くカードが激減。
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モバイルSuica: そもそも自動車税の請求書払いに直接対応していない自治体が多く、手間に対してメリットが少ない。
現代の最適解は、このような複雑なルートを模索するよりも、楽天ペイやau PAYといった「公式が推奨する還元ルート」に乗ることだと言えます。
自動車税の支払い手順:地方税お支払サイト(eL-QR)の使い方
どの決済手段を選ぶにせよ、2026年の納付は「地方税お支払サイト」を経由するのが一般的です。納付書に印字された「eL-QR(QRコード)」をスマホで読み取るだけで、自宅にいながら数分で完了します。
支払いの具体的ステップ
- 納付書を手元に用意する: 5月初旬に届く自動車税種別割納税通知書を確認します。
- eL-QRの有無を確認: 納付書に正方形のQRコード(eL-QR)があることを確認します。
- 決済アプリを起動: 楽天ペイやau PAYなどのアプリを開き、「請求書払い」や「スキャン」を選択します。
- QRコードを読み取る: カメラでeL-QRをスキャンします。
- 支払い内容を確認して確定: 金額と支払い先が表示されるので、間違いなければ「支払う」をタップします。
領収書と納税証明書に関する注意点
スマホ決済やクレジットカードで支払った場合、「領収印のある領収書」は発行されません。
「車検が近いから納税証明書が必要なんだけど……」と不安になる方もいるかもしれませんが、現在は多くの県で納税情報が電子的に管理されています。そのため、車検時に納税証明書を提示する必要は原則としてありません。ただし、支払ってからシステムに反映されるまで数日〜2週間程度かかる場合があるため、納付直後に車検を受ける予定がある方は、金融機関やコンビニの窓口で現金納付し、紙の証明書を受け取るべきです。
よくある質問
自動車税の支払い方法に関して、読者から寄せられることの多い疑問をQ&A形式でまとめました。
Q:期限を過ぎてしまった納付書でもスマホ決済はできますか?
A:基本的にはできません。 納付書に記載された「コンビニ取扱期限」や「納付期限」を過ぎると、eL-QRによる読み取りができなくなるケースがほとんどです。期限を過ぎた場合は、都道府県税事務所に連絡して再発行を依頼するか、指定された金融機関の窓口で延滞金を含めて現金で支払う必要があります。
Q:家族名義の自動車税を、自分の楽天ペイで支払っても大丈夫ですか?
A:問題ありません。 自動車税の納付において、決済手段の名義人と納税義務者の名義が異なっていても、正しくQRコードが読み取れれば納付は受理されます。家族分の税金を一括して自分のアプリで支払い、ポイントを効率よく貯めるのは賢い方法です。
Q:一番ポイント還元率が高い日はいつですか?
A:楽天ペイを利用する場合、5月中の「5か0のつく日」です。 2026年5月であれば、5日、10日、15日、20日、25日、30日が対象となります。この日に楽天キャッシュをチャージしてから支払うことで、キャンペーンの恩恵を最大化できます。
Q:軽自動車税も同じ方法で支払えますか?
A:はい、可能です。 自動車税(都道府県税)だけでなく、軽自動車税(市区町村税)もeL-QRに対応していれば、楽天ペイやクレジットカードで同様に支払えます。ただし、軽自動車の場合は車検時に紙の納税証明書を求められるケースが普通車より多いため、納付後の反映タイミングにはより注意が必要です。
Q:システム利用料を無料にする方法はありますか?
A:スマホ決済(請求書払い)を選べば無料になります。 クレジットカードでの直接納付を選ぶ限り、システム利用料を回避する方法はありません。少しでもコストを削りたいのであれば、楽天ペイ、au PAY、PayPayなどのアプリを通じた支払いを最優先に検討してください。
まとめ
2026年の自動車税支払いは、ルールを正しく理解しているかどうかで、数千円相当の差がつくことになります。
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最もおすすめなのは「楽天ペイ」: チャージで0.5%還元を確保しつつ、手数料無料で確実に得ができる。
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クレジットカードは「還元率」次第: 1.0%以上の還元がない限り、手数料で赤字になる。
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自治体キャンペーンは要チェック: 住んでいる地域でPayPay等の還元があれば、それが最優先。
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期限と車検に注意: お得さを追求しつつも、納付期限を守り、車検時期との兼ね合いを考える。
毎年のルーチンワークになりがちな税金支払いですが、2026年という変化の年に合わせて、支払い方法をアップデートしてみてはいかがでしょうか。
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2026年の自動車税支払いは、楽天キャッシュチャージによる楽天ペイ決済が最も安定してお得である。
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クレジットカード納付には約0.8%の手数料がかかるため、還元率1.0%以上のカード利用が最低条件となる。
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三井住友カードなど一部のカードで、2026年から税金支払いのポイント付与ルールが改悪されているため確認が必要。
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スマホ決済の請求書払いはシステム利用料が無料だが、基本的に決済自体のポイント還元はないためチャージ時が勝負。
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車検が直近にある場合は、電子反映のタイムラグを考慮し、窓口での現金納付も検討すべきである。
自動車税は避けて通れない大きな出費ですが、今回ご紹介した決済ルートを活用することで、少しでも家計の負担を軽くすることが可能です。2026年の最新ルールを味方につけ、賢く納付を済ませましょう。まずは5月の納付書が届く前に、楽天カードの用意やアプリの設定を済ませておくことから始めてみてください。






















還元率が1.2%以上(リクルートカード等)のカードを持っている
年間利用額に応じたボーナスポイント(三井住友カードやエポスカードの100万円修行など)を達成したい
今すぐ手元に現金がないが、期限内に納付を済ませたい